電子書籍で大人気!島田佳奈先生の独占書き下ろし連載
こんにちは。引越しマニアの作家・島田佳奈です。
マニアなエピソードは前回を見てもらうとして、今回はさっそく本題に入りましょう。
いきなりですが、あなたは彼氏がいますか?
「いる」と答えたあなたはきっと、引越しの手伝いも彼氏が手伝ってくれますよね。
え? 忙しいから断られたって?
彼女の人生のターニングポイントに立ち会わないなんて、ずいぶん自己中な男!
使えない男なんか要りません。手伝いを買って出てくれる別のイケメンを見つけ、さっさとキープしておきましょう。いっそ、引越しを機に彼氏のリニューアルも検討したほうがいいかもしれません(笑)
逆に、彼氏がいないあなたは、この「引越し」というイベントを120%活用しちゃいましょう。
引越しはとかく「男手」が必要なもの。
前回もちらりと述べましたが、どうせなら「彼氏にしたい」候補のイケメンに目星をつけ、手伝いをお願いしてみましょう。
「いきなり誘って引かれないかなぁ……」
むしろデートに誘うよりもずっと、引越しという用事(口実)があるほうがずっと、声をかけやすいのではないですか?
ただ、ろくに会話もしたことなく、ただ見つめるだけの片思いの場合は話は別。
物事には順番があります。逆の立場で考えればわかりますよね。
ステップ1:お目当ての彼と、「引越し」をネタに会話をする。
「どちらにお住まいなんですか?」程度の世間話だけでは印象も薄くなりがち。
そこに「実は来月、○○町に引越すんですよー」とプラスの要素があるだけで、とたんに会話は盛り盛り弾み出します。
たとえば、引越しひとつでこんなにバリエーションは広がります。
○新居のあるエリアについて
まずは、彼がそのエリアに詳しいかたずねてみます。詳しければ、教えてモードであれこれ質問を。
「Aくんが近くで助かったー!」と賞賛するのも忘れずに。
○過去の引越しエピソード(あれば)
忘れ物や失敗など自虐的なネタがあれば、恥ずかしがらずに暴露してみましょう。
まだ親しくないうちだからこそ、笑いをとれるネタは貴重。彼の笑顔を見るたびに、あなたとの心の距離が縮まってゆくのを実感できるはず。
お友達モードで、自然な会話ができるようになったら、ステップ1はクリア。
ステップ2:引越しの準備をしつつ、さりげなく男手が欲しいとアピール
この段階で、すでに頼んだら手伝ってくれそうな気配ならば、あれこれ考えずストレートにお願いしちゃいましょう。
引越しにまつわる「男手があると助かる」場面はたくさんあります。
○新居で必要な大物(収納家具など)の買い出しと運搬
新居で必要なものは、カギさえもらっていれば、引越し前に運んでおくほうが得策。
車を持っている彼なら、買い物から運搬まで付き合ってもらいましょう。
車を持っていなくても、買い物に付き合わせれば、新婚カップル気分。
(大物家具の配送は、たいていのショップでやってもらえます)
○引越し当日の運搬(あなた自身の移動など)
荷物が少なければ、引越しそのものを手伝ってもらうという手も。
ただし、腕力に自信のある男でない場合は、彼のほうから申し出てくれたとしても、遠慮しましょう。要領が悪くて気まずくなるくらいなら、プロに頼んだほうが得策(笑)
新居への交通手段によっては、あなた自身が新居へ移動するために、アッシー(死語)になってくれる男は貴重な存在。
他にも、ペットや観葉植物などの移動など、当日は車があると助かります。
○新居で引越し屋さんの出迎え
前項同様、ルート的に引越し屋さんのほうが早く新居に着いてしまう場合は、あらかじめ新居のカギを預けておき、出迎えてくれる人がいると超便利。
まだあなたの部屋に呼ぶほど進展していない彼を、あなたのナワバリ(!)に引き込むと、一気に親近感が湧きます。
当日都合が悪かった場合は、女友達に頼んで。
▲家具の移動
力作業はすべて、自分でやるよりも先に頼んでみるくらいのつもりで。
もちろん、やってくれたときはお茶やゴハンのお礼も忘れずに。
▲家電類の配線
メカに強い彼ならば、頼まない手はありません。
たとえ自分でできるとしても、お願いしましょう(笑)
▲照明器具の取り外しor取付
あなたより背が低い男でない限り、手が届かない高さは彼の専門分野のつもりで、やってもらいましょう。
たとえ脚立があっても、危険なところは男子担当です(笑)
△パソコンのセットアップ
彼がパソコンを持っているならば、ダメもとで頼んでみましょう。
ただし、あなたがシステムエンジニアのような「プロ」の場合は別です(笑)
上記はいずれも、決して彼氏や男友達に頼まなければできないことではありません。
誰も頼りたくない、あるいは万が一断られた場合、▲については、引越し屋さんにお願いすればやってもらえるはずです。また、△については、インターネットのプロバイダ会社や大型電気店など、有償ですがサービスを受け付けているところがあります。
つまり、男手というのは「口実」なのです。
頼れる男友達や彼氏にお願いしたほうが助かるし、引越しというイベントに巻き込んで一緒に楽しめば、一歩親しくなれるかも……という、あざとい作戦なのです(笑)
引越しって、あたしみたいなマニアでもない限り、人生そう何度もあるものではありません。
だからこそ、何もかもひとりで済ませるのではなく、あえて「この先親しくなりたい」人を、あなたの人生のイベントに巻き込んでみるのです。
引越しにまつわる作業は、一見、色気のないものばかり。
だけど、頼まれたり付きあわされる側にとっては、他人事だからこそ、余裕を持ってイベントを楽しめたりするものです。
あなたの「生活」に触れることは、あなたそのものに深く注目することと同じ。
素のあなたの魅力に気づいてもらうためにも、ちょっぴり図々しく彼に「お願い」しちゃいましょう。
無事新居へ引越しが済んだら、彼にお礼をするのもお忘れなく。
この場合、女友達などはモノや金券など「義理を果たす」アイテムでもいいですが、相手が好きな彼となれば、お礼と称してデートに誘うのがマスト。
ええここでも「口実」がモノをいうのです(笑)
きっと祝杯をあげる頃には、一歩彼に近づいている……はず♪
島田佳奈先生プロフィール
女豹ライター、作家。引越マニアでもある。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SEと多彩な職業を経験したのち、 ライターに転身。奔放な恋愛経験と独自の恋愛観が、多くの読者に支持されている。
著書『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』『人のオトコを奪る方法』『コントラスト』『女豹本!』『運がよくなるお引越し』 ⇒島田佳奈先生公式サイト
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