電子書籍で大人気!島田佳奈先生の独占書き下ろし連載
『愛のお引越し大作戦』
第4回「イベントに巻き込もう」 人生には、さまざまなイベントがあります。 入学式や卒業式、就職や転職、結婚、出産etc……。
引越しも、ある意味人生のイベントのひとつです。転勤族のサラリーマン家庭、あるいはあたしのような引越しマニアは例外ですが、通常、長い人生のうちに住まいを転居することは、そう何度もあるものではありません。
それらイベントの中で、特に引越しは、いつでもあなたの意思ひとつで実行できるのが特長です。 この引越しというイベントが、恋愛においても有効に活用できることは、前回までのお話でだいぶ理解できたことと思います。 (まだ読んでいない方は、バックナンバーをどうぞ!)
新たな出会いや片思いだけでなく、引越しは、恋人との付き合いがマンネリ気味になっている人にとっても、新鮮な気持ちを呼び覚ますイベントです。もちろん転居に伴い敷金・礼金といった費用はかかりますが、投資以上のリターンは期待できます。
では、具体的にどうやって彼を巻き込めばいいのでしょうか?
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<ステップ1>「近々引越ししようと思ってるの」と彼に伝える
まずは、引越すという意思だけを、彼にさりげなく伝えましょう。 あなたの唐突な申し出に、きっと彼は「なんで?」と聞いてくるはず。 そこであなたは、少々ミステリアスに答えます。 「ちょっと……気分を変えたくて」
ここでのポイントは、彼を動揺させること。 あなたは引越しを決意した時点から「新居=新しい生活」に気分がわくわくしてきたと思います。 それを大げさなほど彼にアピールするのです。 すると彼は「まさか、新しい恋? それとも……」と勝手に妄想し、表面には出さずとも、内心焦りを抱くでしょう(笑)
<ステップ2>部屋探しに付き合わせる
彼とデートする休日は、あなたにとっても貴重なお休み。 だけど、ベストな新居を探す時間のために、デートの回数を減らすのはナンセンス。 目星をつけた部屋は、あらかじめ内見の予約をしておき、休日のデートプランに盛り込んでしまうのが得策です。 「週末一緒にくつろぐ部屋だから、あなたもチェックして」と説得すれば、彼も他人事だと思わずに乗ってくれることでしょう。 あるいは「一人で行くのは心細いから」という切り口でお願いしてみる手も。 とにかく、この「引越し」というイベントに、彼をがっちり巻き込んでしまうのです。
<ステップ3>引越し準備〜引越し当日まで
この時期の巻き込みかたについては、バックナンバーをご参照ください。
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彼と再びラブラブになりたいのなら、部屋探しにおける条件(エリアや間取りなど)についても考慮すべきポイントがあります。 残念ながら、そこまで列挙するにはスペースが足りないので、詳しく知りたいあなたは拙著『運がよくなるお引越し』を読んでくださいね。
新居に住み始めた頃、あなたと彼の間にも新鮮な風がそよぐことでしょう。 それだけでもがんばって引っ越す甲斐はあると思いますが、実は、引越しに彼を巻き込むことの効果は、もっと見えないところにあるのです。
それは、彼に「あなたとの生活」をイメージさせること。
男は、変化に弱い生き物です。 たとえあなたと結婚する未来を漠然と描いていても、現実問題何かきっかけがなければ、なかなか踏ん切りがつかないものなのです。 あなたの引越しが、そのトリガーとなる可能性は、十分にあります。 タイミングがよければ、今回の引越しの話を持ちかけたところで「一緒に住む」という話に発展するかもしれません。 なんたって、引越しにはお金がかかります。そのうち一緒に住めたら……と彼が考えているのなら、この機会にやってしまうほうが合理的です(笑) もし今回そのような展開にならなかったとしても、この引越しをきっかけに、彼の脳内で「あなたと暮らす未来」が描かれたはずです。
いつか彼と結婚したいと考えているあなたは、できるだけ彼に「一緒に暮したら楽しそう」「結婚相手にふさわしい」というイメージをインプットさせるのがポイントです。 引越しにともなう一連の作業(手続きや荷造りなど)の中で、彼にしっかりと「いい妻になりそう」な姿をアピールするのも忘れずに!
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実は、結婚どころか、別れの3文字が迫っているような崖っぷちカップルにも、引越しというイベントを仕掛けるのは有効な手段です。 決断できずに立ち止まっている状態に、あえて引越しという一石を投じてみるのです。
男というのは「逃した魚は大きい」とわかると、逆に燃える傾向があります。 引越すことで、新しい未来へ一歩先に進もうとしているあなたは、急にキラキラと輝きはじめます。そんなあなたを見て、彼は戸惑うでしょう。 ここで、あなたのほうが変化を恐れぐずぐずしては効果ゼロ。前述の「わくわく」したオーラを発し、彼に「自分の元から遠ざかってしまう」焦燥感をきっちり抱かせなくては(笑)
それまで冷たかった彼に、少しでも変化が見られたらしめたもの。
ひとりでさっさと手順を進めているように見せかけて、時折「この部屋はどうかな?」などと間取り図を見せて、相談を持ちかけてみましょう。 「まだ望みはある」と期待させれば、彼は再びやる気になるはずです。 新居に引っ越したあかつきには、ふたりの間にたちこめていた暗雲のすきまから、太陽が顔を覗かせることでしょう。Good Luck!
島田佳奈先生プロフィール
女豹ライター、作家。引越マニアでもある。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SEと多彩な職業を経験したのち、 ライターに転身。奔放な恋愛経験と独自の恋愛観が、多くの読者に支持されている。
著書『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』『人のオトコを奪る方法』『コントラスト』『女豹本!』『運がよくなるお引越し』 ⇒島田佳奈先生公式サイト
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