電子書籍で大人気!島田佳奈先生の独占書き下ろし連載
『愛のお引越し大作戦』
第6回「男が結婚したくなるとき」(プロポーズ編)
結婚を理由に引越すというのは、わりとあることですよね。
じゃあ、その逆は?
婚活中の女子ならば特に、引越しがきっかけで結婚に結びつくのなら、ぜひチャレンジしてみたいところ。
今回は、今の彼と結婚をキメたいあなたに送る、婚活的引越しの秘策です!
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まずはあなたに質問です。
彼をはじめ、男の人が彼女(あなた)との結婚を意識するのは、どんなときだと思いますか?
・彼女の手料理が、とても美味しかったとき
・ほつれた裾や取れたボタンを手早く直してもらったとき
・朝、彼女に優しく起こされたとき
ベタなシチュエーションとしては、このあたりでしょうか。
自分にはない女らしい一面を見つけたり、新婚生活のシミュレーションみたいな場面に遭遇したりしたときに、ふと結婚の2文字が浮かぶ男性は多いようです。
(もちろん、それだけで決意することはまれですが)
多くの常識ある男性は、当然ながら社会性を重んじています。
あなたが心の中で「理想と現実」を思い描くように、彼の心の中でもひそかに「この子は妻にふさわしいタイプか」査定していることも。
さまざまな場面において、ひそかにプラスやマイナスを加算した結果、合格圏に入れば「結婚を前提」としたお付き合いに進展……なんて男性もいますから、油断は禁物です(笑)
しかし、お互い「結婚するならこの人」と思ったとしても、タイミングが合わないまま、ずるずると数年が経過してしまうのも、よくあるケース。中には煮え切らない彼を待ち切れず、お別れしてしまうことも。
つまり、結婚を意識しただけじゃダメなんですね。
彼に、結婚を決意させるには、
ステップ1:彼に「(あなたが)妻になったらいいかも」と思わせる
ステップ2:彼に「そろそろ(あなたと)結婚する時期かな」と思わせる
の2段階で、彼のハートをくすぐるのが決め手です。
それがなんと「引越し」というイベントを実施することにより、どちらのステップも、自然な流れでクリアすることが可能なのです。
では、具体的な方法を。
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<ステップ1>
冒頭に挙げたような女らしさアピールも大事ですが、もっと大事なのは、彼個人が望む「結婚スタイル」を知ること。
あなたの彼は、どんなタイプを妻にしたいのか。わからなければ、インタビュー。
直球で聞くのが難しければ、ファミリーもののドラマや映画を観た後、さりげなく「こういう家庭って憧れる?」みたいに切り出してもいいかも。
一般的な「嫁にしたいタイプ」と彼の理想が、一致するとは限りません。
「バリバリ働いてDINKS生活」を望む彼に、家庭的なアピールをしても、ピントがずれてしまいます。
彼の望む妻像や結婚生活などの情報をインプットしたら、次はあなたの番。
あなたの理想とする夫像と結婚生活とのズレを、今のうちに修正しておきましょう。
といっても、いきなり話し合いをするというのではなく、あなたの脳内で「ひとり会議」すればいいのです。
結婚してからズレを埋めるのは、意外と難しいもの。ただでさえ環境が変化したところに意見の相違が生じたら、どちらも譲るほど心の余裕が持てず、衝突してしまうかも。
「結婚なんかするんじゃなかった……」なんてことにならないためにも、今のうちからシミュレーションしておきましょう。
たとえば、家庭的な奥さんを望む彼と、結婚しても仕事を続けたいあなたの場合。
試しに勤務先の近くに引っ越してみましょう。
多少残業になっても、通勤が楽なぶん、疲労が軽減するかもしれません。体が疲れていなければ、彼とデートを楽しむ余裕も生まれます。彼を招いて手料理をご馳走する回数も増えれば、プロポーズは秒読みかも。
他にも、子供ができたらとか、家事をどちらがやるのかなど、結婚後の生活に彼がどう対応するか、リアルな生活像を想像しておくのは大事なポイントです。
なぜなら、結婚はゴールじゃないから。
おとぎ話のエンディングとは違い、あなたと彼は、結婚してからも、むしろ結婚してからこそが「ふたりの人生」のスタートです。
「結婚」というものが、彼にとってもあなたにとっても「現実」だということを、早いうちから肌で感じておいたほうがいいのです。
ただ、ひとつだけ注意して。
実際に一緒に住み始める(同棲)前に、生活臭を出し過ぎるのはタブー。
男はロマンティストです。「おかん」女に、色気は感じません(笑)
<ステップ2>
ステップ1の段階をクリアしたふたりならば、あとはタイミングだけ。
その際も、彼の背中を押すきっかけに「引越し」が使えます。
ベストなのは、あなたか彼の借りている部屋の更新時。
「一緒に住んだら……」
もしもの話として、さまざまな利点を彼に話し、うっとりしてみましょう(笑)
一人相撲にならないためには、ステップ1の段階で、しっかりと彼にあなたが「妻としてベストパートナー」だと思わせておくこと。
(手料理がうまい、居心地のいい部屋、仕事に理解がある、etc……)
詰めの一手は「家賃も浮くし」。
ただしこれは、どちらかが寮生活だったり自宅の場合には、使えない口説き文句ですが。
そこで決定打とならなかった場合は、いっそのこと、思い切って「ふたりでも住める部屋」に、ひとりで先に引っ越してしまいましょう。
(もちろん、ひとりで払える予算の部屋にしてくださいね)
ここでいう「ふたりでも住める」というのは、広さよりも「二人可」という条件になっている部屋のこと。
彼に手伝ってもらい新居へ引っ越し、改めて「帰りたくなくなるほど居心地の良い部屋」を演出し、彼をその気にさせればいいのです。
(二人可の部屋ならば、彼が同居してもOK/大家への報告は忘れずに)
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結婚は、あなたと彼のふたりでするもの。
どちらか一方だけの希望では、実現しません。
彼に結婚を意識させることも大事ですが、まずは、あなた自身が結婚を現実のものとして受けとめ「結婚できる私」になる準備をすることです。
焦る必要はありません。
むしろ、結婚してから「もっと独身のうちにやっておけばよかったー!」なんて後悔することのないよう、今は、婚活よりもいろんなことをチャレンジしておくほうが先決かもしれません(笑)
いい恋をするためには、あなた自身の生き方を充実させることが、一番のポイントです。
日々楽しく生活し、毎日笑顔でいるあなたのもとに、幸せな恋はやってくるのです。
そのためにも、今のあなたにとってベストな部屋に引っ越しましょうね!
島田佳奈先生プロフィール
女豹ライター、作家。引越マニアでもある。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SEと多彩な職業を経験したのち、 ライターに転身。奔放な恋愛経験と独自の恋愛観が、多くの読者に支持されている。
著書『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』『人のオトコを奪る方法』『コントラスト』『女豹本!』『運がよくなるお引越し』 ⇒島田佳奈先生公式サイト
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